物語がある住まいを一緒に創る家づくりのプロ
コラム
公開日: 2016-09-05 最終更新日: 2017-01-31
子供部屋の広さは、広ければ良いわけでもないという考え方
マイホームの間取りを決めるとき、「子ども部屋の広さをどうすればいいのかわからない」という声も多く聞かれます。
子ども部屋は、お子さんの人数や性別、年齢などによって変わってきます。
まずは、子どものためのスペースをあらかじめ広くとっておき、兄弟姉妹がそれぞれ個室を欲しがるようになったら将来仕切りをするという方法もあります。
子どもの成長にともなってその用途も変わっていくことも想定して、プランニングしておきたいところです。
こんにちは。
Life isの宮川 友快です。
子ども部屋は大きく分けて2つのタイプがある!
まず確認しておきたいのは、子ども部屋には大きく分けて2つのタイプがあるということです。
スペースを広くとって後で仕切りを入れていく大部屋タイプと、最初から一部屋ずつ独立させた小部屋タイプです。
前者の大部屋タイプのメリットは、時期と場合によってフレキシブルに対応できること。
お子さんが小さいうちは、大きな空間を共有して遊ぶコーナー、勉強机を置くコーナー、ベッドを置くコーナーなどのコーナーづくりをして、共に遊び、共に学ぶといった空間づくりをすることができます。
成長して自分の時間を大切にするようになってきたら、二部屋に分けてそれぞれの個室にします。
また「今はひとりだけだけど、将来は2~3人育てたい」など家族計画はこれからという理由から、個室の数を決めかねているご家庭も、このタイプを採用していることがあります。
4.5畳の狭い「子供部屋」にも長所はある!
最近、広さが4.5畳~6畳程度の「狭い子ども部屋」が良いという考え方も増えてきています。子どもたちが自室にこもってしまわないように、勉強机とベッド、クローゼットがレイアウトできる最低限の広さにして、リビングや夫婦の寝室の広さなどを優先させる場合もあります。
自室が狭いとリビングを活用する機会が増え、家族とのコミュニケーション不足になることを防ぐきっかけにもなります。また、自室が狭いと工夫して整理整頓しなければ必要最低限の収納すらできないということもありますので、クローゼットを活用する習慣、いいかえれば「出したものを元の位置に片付ける習慣」を身につけさせるきっかけにもなります。
このように「狭い部屋」を設けることは、お子さんに「創意工夫する習慣」を身につけさせる機会になるのではないでしょうか。
子ども部屋として作った部屋が、「子ども部屋として機能する期間」というのは、実際のところ小学校中学年~高校卒業までのおよそ10年と言われています。お子さんはすぐに成長して、進学や就職で独立する可能性があります。
お子さんが巣だったあとは、夫婦の趣味の部屋にする、あるいはウォークインクローゼットにするなど、子ども部屋の活用方法についても、あらかじめ考えておくのがおすすめです。
狭い子供部屋のスペースを有効活用するための便利家具
狭い部屋の場合は、スペースを有効に使って機能的な部屋作りをすることが大切です。
おすすめなのは、デスクとベッドが一体化になった家具です。学習机とベッドのふたつは設置するだけでもかなりスペースを割いてしまいます。そこで、スペースを横だけでなく縦にも活用できる家具は、狭い部屋との相性がバツグンです。
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